2013年10月3日木曜日
客社<(宀+古)社>居社:大工の神
出典:歴史研究家「小嶋 秋彦」
『伊勢神宮』
1.心御柱
「類聚神祇本源」心御柱篇
○心御柱篇
豊受皇太神御鎮座本紀曰、心御柱 一名天御柱。亦名忌柱。亦天御量柱。
2.○外宮別宮篇
長徳三年八月田社卅三前。外宮(997年)
客神社 諏訪明神 在同禰宜前山
「神名秘書」
客神社 「キャクシム」「カク」 信濃國諏訪明神是也。一名號御馬屋神也
「大天白神」今井野菊
三、伊勢にのこる建御名方命 客人神(伊勢津彦命) 御遺蹟
一、外宮
高倉山御磐座 祭神 客人(まろうど・まれびと)神―稀人神 稀に来る人=婿の意か
明暦二年写本 勢陽雑記
外宮摂社卅六 客(まろうど)神社 一名号御馬屋神也 信濃國諏訪明神是也。
※「客」字は本来(宀+古)字と考える。
(現在神宮の諸資料の原典はみることができないので確認できない)
「大漢和辞典」(宀+古)は「居」の古字。(宀+古)字の字義は「建物が一つだけの家」
◎伊勢神宮の内宮・外宮とも正殿は一戸建で、拝殿はなく「幌屋のみ」瑞離に囲まれている。
因みに「宮」字の字義は「神の居る所(部屋)」と
「働く所(仕事の部屋・面会の部屋)」の二つ部屋の建物の義
客・客人「マロウド」[安曇語]mar-du (建てる―家) 家を建てる
「イエ」[安曇語] e₂ 家 神殿、「居・(宀+古)」”いる”
※現在 この神社は伊勢神宮の別宮・摂社のうちにはその名がない。
◎宮「ミヤ」(Heb.)מעיר,MYIR,miyaar 森林でおおわれた
※客・客人は「神殿を建てる」の語義で諏訪大社の祭神建御名方神の別称である。
「建」建物を建てるの意義。御名方「ミナカタ」(Sk.)māna-kartr 建設工・建築工
※伊勢津彦「イセ」[安曇語] eš₃ 家 神殿 屋敷 「イセツ彦」の語義は「ミナカタ」に同じ。
3.高宮・多賀宮
多賀宮「現.豊受大神宮の別宮」豊受大神宮(外宮)域内
「神名秘書」高神社 天日別命五世孫建日丹方命
「類聚神祇本源」外宮別宮篇 長徳三年八月田社卅三前。
天日別命五世孫建日丹方命 高神社 在政所禰宜前山
「勢陽雑記」檜尾(ひのきお) 多賀宮のまします山をいふ。
式年御造営の節心御柱の料材をバ、此の邊より伐採する奮例なり。
高神山。 ~巓に高神社 客神社の奮趾あり。
長徳検録 高神社在政所禰宜前山 同書客神社在。同禰宜前山
「大日本地名辞書」客神山、高倉山の麓を曰ふ。
「勢陽雑記」高倉山 豊受神宮(外宮)の御山の総称なり。
※多賀・高「タカ」[安曇語] tehi 柱
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