2013年10月13日日曜日

氷川神社略記


 『武蔵一宮:氷川神社』

 Wikipedia:氷川神社

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 『氷川神社略記』

  武蔵一宮 氷川神社
 
   御祭神 須佐之男命 すさのおのみこと   

       稲田姫命  いなだひめのみこと 

       大己貴命  おおなむちのみこと
       
   例祭日 八月一日

 「御由緒」

  今から二千四百有余年の昔、第五代考昭天皇御代三年四月の御創立で、

 聖武天皇の御代各国に一の宮の制を定められた時、

 武蔵一の宮と称えられ、後醍醐天皇の朝に定めれた延喜式には

 名神大社として月次新嘗案上官幣に預かり、

 又臨時祭にも奉幣に預かったことが記されています。

 明治の御代に至っては元年(一八六八)十月二十八日

 明治天皇当神社に行幸、御親祭なされ、

 当国の鎮守勅祭の社と定められ、

 次いで四年五月官幣大社に列せられました。

 年々の例大祭には勅使の御差遣、東游の御奉納などがあり、

 荘重厳粛な祭儀が行われます。

 又、氷川神社の社は大宮を中心に、

 埼玉県下及び東京都下、神奈川県下に及び、

 その数は二百八十数社を数えます。

 武蔵国造の子孫がこの大宮の地を本拠として

 民族的政治的に著しい発展をしたことを

 物語っているものと考えられます。

 「社殿の沿革」

  上代のことは詳らかにすることは出来ませんが、

 治承四年(一一八〇)

 源頼朝公が土肥次郎実平に命じて社殿を再建、

 文禄五年(一五九五)八月には徳川氏、

 伊奈備前守忠次を奉行として、社頭を残らず造営せしめ、

 次いで寛文七年(一六六七)三月には阿部豊後守を奉行として

 社殿の建立をしております。

 以来幾度の御造営あって今の御社殿は

 昭和十五年(一九四〇)六月の竣成で、流造りであります。

 「社頭風致」

  神社は元神領の大宮公園を控え、広大な聖地として、

 境内の広さ約三万坪、

 古杉老松は古えをしのばせ参道の長さは中山道の一の鳥居をから二キロメートル、

 旧国道十六号ぞいの二の鳥居は高さ十三メートルで、

 木造では関東一の高さをほこります。

 境内には楼門あり、舞殿あり、神橋あり、池水満々、

 四時の眺め輪奐の美を極め、霊気おのずと襟を正さしめます。

 「境内神社」


 摂社 門客人神社       足摩乳命   あしなづちのみこと
    もんきゃくじんじんじゃ 手摩乳命   てなづちのみこと

 摂社 天津神社        少彦名命   すくなひこのみこと
    あまつじんじゃ
 
 摂社 宗像神社        多起理比売命 たぎりひめのみこと
    むなかたじんじゃ    市寸島比売命 いちきしまひめのみこと
                田寸津比売命 たぎつひめのみこと             
 末社 山祇神社        大山祇命   おおやまづみのみこと
    やまづみじんじゃ

 末社 石上神社        布都御魂命  ふつのみたまのみこと
    いそのかみじんじゃ

 末社 愛宕神社        迦具土命   かぐつちのみこと
    あたごじんじゃ

 末社 雷神社         大雷命    おおいかづちのみこと
    いかづちじんじゃ

 末社 住吉神社        底筒男命   そこつつのおのみこと
    すみよしじんじゃ    中筒男命   なかつつのおのみこと
                上筒男命   うわつつのおのみこと
 
 末社 神明神社        天照大御神  あまてらすおおみかみ

 末社 天満神社        菅原道真公  すがわらみちざねこう

 末社 松尾神社        大山咋命   おおやまくいのみこと
    まつおじんじゃ     

 末社 御岳神社        大己貴命   おおなむちのみ
    みたけじんじゃ     少彦名命   すくなひこのみこと

 末社 稲荷神社        倉稲魂命   うかのみたまのみこと
    いなりじんじゃ

 「主な恒例祭儀」

 歳旦祭  さいたんさい    一月一日

 節分祭  せつぶんさい    二月節分日

 的神事  いくわのしんじ   二月七日

 祈年祭  きねんさい     二月十七日

 郷神楽  さとかぐら     三月十五日

 鎮花祭  はなしずめさい   四月五・六・七日

 御鎮座祭 ごちんざさい    五月九日

 道饗祭  みちあえさい    五月二十一日

 粽神事  ちまきのしんじ   六月五日

 大祓式  おおはらいしき   六月三十日

 例大祭  れいたいさい    八月一日

 神幸祭  じんこうさい    八月二日

 抜穂神事 ぬきほのしんじ   十月九日

 朔瓶祭  さくへいさい    十月二十一日

 新嘗祭  にいなめさい    十一月二十三日

 大湯祭  だいとうさい    十二月十日

 誓詔祭  さいしょうさい   十二月十一日

 ※この外、毎月一日には月次祭、十五日には献詠祭、
  国民奉祝の日にはそれぞれ祭事が行われます。

  大湯祭は俗に十日町・熊手市ともいわれ、
  十二日間に亘る長い祭典です。
  十二月十日には境内に縁起の露天櫛比し、
  酉の市として全国的に有名です。


 「人生儀式案内」

 安全祈願   妊娠五ヶ月の戌の日に安産祈願し、岩田帯をしめます。

 命名     誕生から七日目をお七夜の祝いといい、
        この日までに名付をいたします。

 初宮詣    男児は三十一日目、
        女児は三十二日目又は三十三日目にお宮参りをいたします。

 七五三祝   男女児とも三才を髪置、
        男児五才を袴着、女児七才を帯解けの祝いとして、
        十一月十五日に神社に参拝します。

 合格祈願   中学校、高等学校、大学とそれぞれに合格祈願いたします。
 学業成就   又無事入学した方の在学中の御加護を願い
        学業成就祈願いたします。

 成人式    男女とも満二十才の年に成人式をして祝います。

 神前結婚式  千古の神域より新しい人生の門出を祝し、挙式いたします。

 厄除け祈願  女子は十九才、三十三才、
        男子は二十五才、四十二才を厄年といい、
        厄除け祈願をいたします。

 交通安全祈願 交通安全、事故防止の為、諸車の交通安全祈願を行います。


 氷川神社社務所

 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407

 電話 048-641-0137(代)
   
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