2013年10月7日月曜日
倭姫命世記:豊宇気大神
『伊勢神宮』
遷宮
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『倭姫命世記:豊宇気大神』
泊瀬朝倉宮大泊瀬稚武天皇の即位二十一年[丁巳]冬十月、
倭姫命、夢に教へ覚し給はく、
「皇太神、吾一所耳坐さば、御饌も安く聞こし食さず、
丹波国与佐の小見比治の魚井原に坐す
道主の子八乎止女の斎奉る御饌都神止由居太神を、我が坐す国に欲し」と、
誨へ覚し給ひき。
時に大若子命を差し使ひ、
朝廷に参り上らしめて、御夢の状を申させ給ひき。
即ち天皇勅して、
「汝、大若子、使とて罷り往きて、布理奉れ」と宣ひき。
故、手置帆負・彦狭知二神の裔を率て、斎斧・斎鋤等を以ちて、
始めて山材を採り 宝殿を構へ立て、
明る年[戊午]秋七月七日、
大佐々命を以ちて、丹波国余佐郡真井原よりして、
止由気皇太神を迎へ奉り、
度会の山田原の下つ磐根に大宮柱広敷き立て、
高天原に千木高知りて鎮り定り座せと称へ、
辞定め奉りて饗奉り、神賀の吉詞を白し賜へり。
また、神宝を僉納む。
兵器を卜へて神幣と為す。
更に神地神戸を定めて、二所皇太神宮の朝大御饌・夕大御饌を、
日別に斎敬に供進る。また天神の訓の随に、土師物忌を定置き、
宇仁の波迩を取りて、天平瓮八十枚を造りて、敬ひて諸宮に祭る。
また皇太神の第一摂神、荒魂多賀宮をば、豊受太神宮に副従ひ奉り給ふ者也。
また勅宣に依り、大佐々命を以ちて二所太神宮大神主職に兼行ひ仕奉らしむ。
また丹波道主命の子、始めて物忌を奉り、御飯を炊満て供進る、御炊物忌、是なり。
また須佐乃乎命御玉、道主貴社を定む、粟御子神社に座すは是なり。
また大若子命社を定む。大間社是なり、
宇多大采祢奈命祖父・天見通命の社を定む、田辺氏神社是なり。
惣に此の御宇に、摂社四十四前を崇祭る。爰に皇太神、重ねて託宣く、
「吾が祭を仕奉る時、先づ止由気太神宮を祭奉るべし。然後に我宮の祭事を勤仕ふべし。」
故、則ち諸祭事は、此宮を以ちて先と為す也。
亦、皇神託宣く、
「其、宮を造る制は、柱は則ち高く太く、板は則ち広く厚かれ。
是、皇天の昌運、国家の洪啓ことは、宜しく助くべく神器の大造なり」。
即ち皇天の厳命を承けて、日小宮の宝基を移し、伊勢両宮を造る。
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