Matのジオログ
『My ブログ』
《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
古代史獺祭
≪日光泉太郎と東山道≫
出典:歴史研究家「小嶋 秋彦」
よって信濃もサンスクリット語の文化圏となっていったのです。
因みに「多」の原語は aha で「日、昼」で太陽に関わっています。
『延喜式』「神名帳」の大和国十市郡に「多坐弥志理都比古神社」とあり、
現在の奈良県磯城郡田原本町多に鎮座する
「多神社」が当該社で、そこが主幹地です。
信濃[科野]の「シナ」もサンスクリット語にその祖語があり、
jnana が祖語で「知恵、知識、知ること」を表します。
「智」といえば、東山道の信州への入口神坂峠のある所が
「阿智村」で、そこには『延喜式』「神名帳」の伊那郡に載る
「阿智神社」が鎮座しています。
その所在地名が「昼神」で、
これは本来「ヒルジン」で pra-jna[智恵、教訓、知識]、
あの「般若経」の「パンニャ」の原語です。
その根本教義は「色即是空、空即是色」で、
「信濃国風土記」逸文の「築木」の伝承に対応します。
遠くから見るとあるが、近くに行くとないという内容です。
同社の祭神は思金神『古事記』、思兼神『日本書紀』で、
双方とも「おもいかね」と呼ばれていますが、
この音読は「shikin、shiken」で
sikhin[最高の智恵を得た]の音写であります。
最高の智恵とはpra-jnaです。
ついでに思金神の子神下春神が祀られているのが
埼玉県の秩父神社ですが、
その「チチブ」は dhiti-vat の音写で
「思考のある」との語義で「知識」などに対応します。
勿論神名の「春:ハル」は pra-jna の pra であります。
参考に付言しますと、多氏の系譜に連なる肥後[火]、
熊本件の真中を流れる「白川」の「シラ」は jala[泉、井]の転訛で、
その水源が阿蘇山の南「泉村」です。
Jが「シ」となっている共通の例です。
東山道は伊那郡から筑摩郡へ入りました。
この「チクマ」は tiga-kara[熱く刺すもの、太陽を指す]の
tigmaを原語とします。
筑摩は郡名でありますが、
また鉢伏山などの筑摩山地の呼称ともなっています。
「チクマ」の呼称の起こりはこの東山にあります。
「日、太陽」東山から上り、この乎は明けます。
その麓「片丘」は”ketuの丘”で「光、光輝の山」、
その西隣「広丘」は virokaで「光輝」特に「夜明けの光」
つまり「曙」を表し、
その西隣が朝日村です。
「チクマ:筑摩」が dha[日、昼(太陽)]、
つまり多氏[信濃国造]な係わっている様子がよく解ります。
ところで、松本市(県)の南に「筑摩」地区があり、
ここでは「つかま」といいます。
漢字は同じでありますが呼称が異なります。
なぜでしようか。
そこには筑摩神社、その隣に太郎山大神、
そして野々宮神社があります。
「ツカヤ」はtokman[tukman]、tukuの音写で「子」あるいは
「小児」つまり「童」をあらわしており、
野々宮の「ノノ」は nana、「母」を表しております。
そして「太郎山」はこの地方の重要な開拓伝承
「泉太郎」あるいは「泉小太郎」に依っています。
「信府統記」第十七や「善光寺道名所図会」に
「日光小太郎」が母である「犀龍」に乗って岩山を裂き通して
川を長野方面へ流れ出させた[犀川]という物語を伝えております。
これはインドのガンジス河を天から流れ出させ、
海へ導いたという naga-randhra-kara[龍に乗る者:山を割く男]の物語を
大元としたもので、その者(男)はkarttikeyaといい、
別称を kumara[男子:童]といいます。
奈良県の田原本町多には多神社と共に小社神社があり、
『延喜式』「神名帳」にも載る古社です。
「小社」は「小社」で「コモリ」つまり kumara の音写名です。
「信府統記」によると小太郎は最初鉢伏山の麓、丸山に居たといいます。
「丸山」が現塩尻市片丘内田の小丸山(遺跡がある)辺りで
「小丸」が kumara に対応し、
内田の「うち」が utsu で「泉、泉源」を現しています。
小太郎の「小太」は片丘の「カタ」のketu[光]に依るとみられるのは、
「日光小太郎」の日光や「チクマ(筑摩)」山地の麓であるからです。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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