2014年9月25日木曜日

日光泉太郎と東山道(2)

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 『My ブログ』
 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》
 古代史獺祭

 ≪日光泉太郎と東山道≫

 出典:歴史研究家「小嶋 秋彦」

 よって信濃もサンスクリット語の文化圏となっていったのです。

 因みに「多」の原語は aha で「日、昼」で太陽に関わっています。

 『延喜式』「神名帳」の大和国十市郡に「多坐弥志理都比古神社」とあり、

 現在の奈良県磯城郡田原本町多に鎮座する

 「多神社」が当該社で、そこが主幹地です。

 信濃[科野]の「シナ」もサンスクリット語にその祖語があり、

 jnana が祖語で「知恵、知識、知ること」を表します。

 「智」といえば、東山道の信州への入口神坂峠のある所が

 「阿智村」で、そこには『延喜式』「神名帳」の伊那郡に載る

 「阿智神社」が鎮座しています。

 その所在地名が「昼神」で、

 これは本来「ヒルジン」で pra-jna[智恵、教訓、知識]、

 あの「般若経」の「パンニャ」の原語です。

 その根本教義は「色即是空、空即是色」で、

 「信濃国風土記」逸文の「築木」の伝承に対応します。

 遠くから見るとあるが、近くに行くとないという内容です。

 同社の祭神は思金神『古事記』、思兼神『日本書紀』で、

 双方とも「おもいかね」と呼ばれていますが、

 この音読は「shikin、shiken」で

 sikhin[最高の智恵を得た]の音写であります。

 最高の智恵とはpra-jnaです。

 ついでに思金神の子神下春神が祀られているのが

 埼玉県の秩父神社ですが、

 その「チチブ」は dhiti-vat の音写で

 「思考のある」との語義で「知識」などに対応します。

 勿論神名の「春:ハル」は pra-jna の pra であります。

 参考に付言しますと、多氏の系譜に連なる肥後[火]、

 熊本件の真中を流れる「白川」の「シラ」は jala[泉、井]の転訛で、

 その水源が阿蘇山の南「泉村」です。

 Jが「シ」となっている共通の例です。

 東山道は伊那郡から筑摩郡へ入りました。

 この「チクマ」は tiga-kara[熱く刺すもの、太陽を指す]の

  tigmaを原語とします。

 筑摩は郡名でありますが、

 また鉢伏山などの筑摩山地の呼称ともなっています。

 「チクマ」の呼称の起こりはこの東山にあります。

 「日、太陽」東山から上り、この乎は明けます。

 その麓「片丘」は”ketuの丘”で「光、光輝の山」、

 その西隣「広丘」は virokaで「光輝」特に「夜明けの光」

 つまり「曙」を表し、

 その西隣が朝日村です。

 「チクマ:筑摩」が dha[日、昼(太陽)]、

 つまり多氏[信濃国造]な係わっている様子がよく解ります。

 ところで、松本市(県)の南に「筑摩」地区があり、

 ここでは「つかま」といいます。

 漢字は同じでありますが呼称が異なります。

 なぜでしようか。

 そこには筑摩神社、その隣に太郎山大神、

 そして野々宮神社があります。

 「ツカヤ」はtokman[tukman]、tukuの音写で「子」あるいは

 「小児」つまり「童」をあらわしており、

 野々宮の「ノノ」は nana、「母」を表しております。

 そして「太郎山」はこの地方の重要な開拓伝承

 「泉太郎」あるいは「泉小太郎」に依っています。

 「信府統記」第十七や「善光寺道名所図会」に

 「日光小太郎」が母である「犀龍」に乗って岩山を裂き通して

 川を長野方面へ流れ出させた[犀川]という物語を伝えております。

 これはインドのガンジス河を天から流れ出させ、

 海へ導いたという naga-randhra-kara[龍に乗る者:山を割く男]の物語を

 大元としたもので、その者(男)はkarttikeyaといい、

 別称を kumara[男子:童]といいます。

 奈良県の田原本町多には多神社と共に小社神社があり、

 『延喜式』「神名帳」にも載る古社です。

 「小社」は「小社」で「コモリ」つまり kumara の音写名です。

 「信府統記」によると小太郎は最初鉢伏山の麓、丸山に居たといいます。

 「丸山」が現塩尻市片丘内田の小丸山(遺跡がある)辺りで

 「小丸」が kumara に対応し、

 内田の「うち」が utsu で「泉、泉源」を現しています。

 小太郎の「小太」は片丘の「カタ」のketu[光]に依るとみられるのは、

 「日光小太郎」の日光や「チクマ(筑摩)」山地の麓であるからです。

《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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