2014年6月13日金曜日

大汝少御神・大汝少彦名〔オオナムチスクナヒコナ〕神


 「古代史ブログ講座」開講にあたって
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 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》

 出典:歴史学講座『創世』:歴史研究家「小嶋 秋彦」

 課題:千葉と上総の坂戸神社
    ―人身御供神事の真実と蘇我・大宮―

 九州:地の果てと「ガド族」=海人

 大汝少御神・大汝少彦名〔オオナムチスクナヒコナ〕神

 3.福岡県

 ○伊都〔魏書倭人章〕:(現)福岡県前原市周辺

  「日本書紀」仲哀天皇8年

  「筑紫の伊覩県主(いとのあがたぬし)の祖である

   五十迹手(いそとて)」

  「~そこで五十迹手をお褒めになられて、

   伊蘇志」と仰せられた。

  そこで、

  時の人は五十迹手の本土を名づけて伊蘇国(いそのくに)といった。

  いま、伊覩(いと)というのは、訛ったものである。

  五十迹手

   「イソトテ」(Heb.),ִסהָת,IShT,ishot (手を)延ばす、差し出す

        (Heb.),ִהָסהת,HVShT,ihosht、,ִיֶד,YD,iyed,

            (救いの)手を差し伸べる、~を援助する

  伊蘇志

   「イソシ」(Heb.),ִֶֶז,HIZ,ieez 勇気を持って~する。

       (Heb.),ִָז,IZ,ioz 勇敢、力、強さ ◎栄光、誉れ

       ※ここでは「栄誉なことだ!」 

  伊蘇

   「イソ」(Heb.),יִסהֻֻֻ,YShVV,yishuuu 

                  入植地、定住地 ○ヘブライ人居留地

      (Heb.),יִסהֶֻֻ,YShV,yishueu 

                  入植地を作る、開拓する、定住させる

      (Heb.),יַסהַֻ,YShV,yashau 

                  住む、居住する

  伊覩(いと)・伊都(いと)

   「イト」(Heb.),ִֶדִַ,IDH,iedai 

                  (世界各地の)ヘブライ人共同体、会衆

      (Heb.),ִֶד,ID,ied 証人

  ※ただし、この「イト」は別の語義に依るとする方が妥当

      (Heb.),יַד,YD,yad 〔本義は"手"〕記念碑、記念物

  ◎この「記念物」はヘブライの人々がエジプトを脱出し、

   カナアン地方などへ入植した後、

   ガド族・マナセ族などが

   エルサレムの祭壇とは別の祭壇[石塚]を造り、

   他の支族等と争いになりそうになったが、

   最終的にヨシュアを中心とする他の支族がそれを了承し、

   ガド族などに「律法と戒め」の記念物を得たと解釈され、

   ガド族等はそれをアッシリアによる捕囚後も

   彼等の象徴として崇拝・保持し続け、

   「地の果て」までも運んで来たのである。

   それは彼等の最高の貴重な、

   しかし、隠し通さなければならなかったものである。

   〔旧約聖書「ヨシュア記」〕

  宮地嶽〔前原市神在にある丘陵地〕には宮地嶽神社が鎮座し、

  その本殿の基壇は石・岩で固められている。

   宮地

   「ミヤチ」(Heb.),מֶיתַֻ,MYTV,meytau 最高のもの、最良のもの

 ※伊都はヘブライ海洋商人たちの居留地として成立していたもの

  前原

  「マエバル」(Heb.),מִֶַבַֻרַה,MIBRH,maiebuarah 渡し場、渡し船

  志摩「シマ」〔糸島郡志摩町〕

   (Heb.),סִיו,SYV,siyv 

    糸、この用語が「志摩」となり、「伊都」が「糸」となっている。

    ここは「絹」の輸出の地

   (Heb.),מִיֻתסַַֻ,MYTsA,miyutsuaa 輸出向けの、国外用の

  井田原・井田〔前原市〕

      (Heb.),ִִתֻֻר,ITVR,iituur 彩ること、装飾、飾り

   これらの地名は「絹」あるいは「ガラス玉」に依拠する。

   「絹」は輸出するもの。

   「ガラス玉」は輸入するものあるいは技術を招集させて

   この地で製作して九州各地へ移出したとみられる。

  志登「シト」(前原市)

   (Heb.),סֶתֶר,STR,seter 隠れ場所、隠れ家

   同地には志登支石墓遺跡があり、

   そこが「人が隠れた所:墓地」であることを明示している。

   ◎この「シト」は万葉集355の「志登の岩屋」に、

    またその歌の地、石見国の「静間神社」の「静」となる。

 ○比菩〔延喜式兵部省諸国駅伝馬、備前国〕

  「ヒボ」(Heb.),כהֶוֶר,KhVR,khever 集団、団体、同名

   hubūr [通称](Eng.)trading association. 商業組合、貿易商会

 《参考》

 生石(おふし)村主(すぐり)真人の歌一首

  万葉集355 

  大汝(おほなむち)少彦名の いましけむ 

  志都の石室(いはや)は幾代経にけむ  
 
   ※万葉集355の志都の石室は

    長門市の仙崎にあったようだ。

    仙崎の古名を紫津ヶ浦・静ヶ浦といった。

 静間神社

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