2014年2月21日金曜日
建内宿禰・若子宿禰及び高麗神社(4)
「古代史ブログ講座」開講にあたって
Matのジオログ
『My ブログ』
《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦
建内宿禰・若子宿禰及び高麗神社(4)
10.高麗・呉・倉下
韓半島における国々[日本書紀にはこの3地(国)名が多く登場する]
高麗国は紀元918年に建国、
よって日本書紀が言う「高麗」は当該「高麗国」ではない。
高句麗国は紀元前わずかに成立(紀元前37年)。
668年に唐の攻撃を受け滅亡した。
呉、韓半島においては「呉国」が存在したことはない。
孫権の呉国は222年~280年まで。
※若光の称である「高麗王」名の「コウライ」を
「高句麗」と解釈しているのが一般であるが、それには疑いがあるし、
当講座(歴史学講座「創世」)は妥当とはみない。
因みに「高句麗」はハングルで고구리(高句麗)と表記され
고:高、구리:銅の語義で「コウライ」と表音するには妥当しないし、
「高麗」関係の日本書紀記述に「銅」に係わるものもない。
「高麗[コウライ]」
(Heb.)גָֻלַה,GVLH,guolah 離散したヘブライ人の居留地
「呉[ゴ、クレ]」・倉下[クラケ]
(Heb.)כִֻהלַה,KHLH,kuihlah ヘブライ人社会、共同体
どちらしても、ヘブライ人が韓半島南部、
特に「百済」域<任那>に分散して居住していたことを示し、
その共同体の集団を別の表記で呼んだもの。
※百済〔日本ではこれを"クダラ"というが、
これは韓半島南部も絹の産地で繭玉の「玉」の語義〕
「百、100」
(Heb.)מֶַה,MAH,meah といい、「百済」は「マーシー」と解釈される。
「マーシー」
(Heb.)מַסהִִ,MShI,mashii で「絹」を表わすのに使われる。
その由来もヘブライ人が入植した地
(Heb.),MShV,mosheu 〔モーセの地〕に産する物との理由に依る。
百済国は紀元663年唐の攻撃により滅ぼされた。
11.博西(はかにし)神社〔(現)葛城市寺口、(旧)忍海郡新庄町寺口〕
「ハクセイ[博西]」
(Heb.)הִכהֶסִיf,HKhSYF,hikhesiyf(髪が)白くなる。
旧約聖書にはモーセが山を降ってきたとき
彼の髪は白くなっていたとある。
◎為志神社〔延喜式神名帳大和國忍海郡、ヰシノ、ヰシノミ〕
「ヰシ」
(Heb.)סהֶר,IShR,iisher, 富、財産・豊富
・同社の旧鎮座地:葛城市林堂〔(旧)忍海郡新庄町林堂〕
「ハヤシドウ[林堂]」
(Heb.)הִיתסִֻית,HYTsYT,hiytsuiyt 燃やす、火をつける
(Heb.)יַתסַֻכ,YTsK,yatsuak (金属を)溶解する、鋳造する
(Heb.)יֶתסִיכַה,YTsYKH,yetsiykah 鋳造、液体を器に流し込むこと
(現)鎮座地
葛木坐火雷神社相殿:葛城市笛吹[(旧)忍海郡新庄町笛吹]明治43年から
祭神 伊古比都幣命
「イコヒトヘ」
(Heb.)ַכה־הִתֻf,Akh,HTVF,akh-hituf(p) 〔炉-固体を溶かす〕溶鉱炉
「イコ/アカ[伊古]」
(Heb.)ַכה,akh 炉
「ヒトヘ[比都幣]
(Heb.)הִתֻf,HTVF,hituf(p) 固体を溶かす、溶解
(Heb.)הִתֻיf,HTYF,hituyf(p) (金属を)溶解する
※「忍海郡」が金属、
特に「金」の生産[加工]に係わる人々の居住地だったことを示す。
※「博西」の「博」は「広」と同義で"博西"は「コウセイ」と読める。
「コウセイ」
(Heb.)כֶסֶf,KSF,kesef(p) 金(かね)、貨幣、銀、銀色
(Heb.)כַסַפִימ,KSPYM,kasapiym [複数形]財源、財政、財務
◎「金(Eng.)gold」は「金(かね)」として「財:たから」であった。
12.江野財臣〔若子宿禰〕
※紀元663年、
日本軍は白村江の戦いで百済軍と合同して唐軍に敗れた。
この結果「百済国」は滅亡した。
紀元369年〔任那の成立〕以来、
大和王朝が韓半島南部に持っていた
支配権[委任統治権]は幣えてしまった。
※任那・百済の崩壊頃、
江野財臣一族は帰還したと推測される[紀元663年頃]
※「続日本紀」文武天皇大宝3年4月[703年]に
「高麗若光」は王姓を賜ふが、
その時すでに同氏は「従五位下」に叔位されていたのであり、
大和王朝はすでに帰順していたことがわかる。
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