2014年3月31日月曜日

虫追い〔松明まつり〕と稲作の神(8)


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 久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)〔さいじんさま〕
  埼玉県越谷市越ヶ谷1700(越ヶ谷町花田)小林(東小林)

 出典:武蔵国越谷郷久伊豆神社略記

 虫追い〔松明まつり〕と稲作の神(8)

 主な建設物と第三鳥居、手水舎の登龍門の彫刻、文化財・宝物

 『主な建設物と第三鳥居』

 久伊豆神社には寛政元年(一七八九)に建立された本殿を始め、

 幣殿・拝殿・外拝殿等の社殿の他、社務所・参集殿・客殿等があわますが、

 平成三年には今上陛下の御大典を記念して

 新たに待殿二棟と二支を置き石にした回廊が造営されました。

 さらに平成五年に斎行された伊勢の神宮の第六十一回御遷宮で撤下された

 皇大神宮の南板垣御門の古付を拝領するという栄誉を蒙り、

 その古材を用いて高さ七・五メートルの第三鳥居が

 平成七年九月に建立されております。


 『手水舎の登龍門の彫刻』

 久伊豆神社の手水舎は延宝三年(一六七五)に建てられたものですが、

 とりわけ注目されるのが「登龍門」の彫わ物が施されていることです。

 「龍門」は言うまでもなく中国黄河中流にある有名な険所であり、

 この急流を登ることができた鯉などの点は龍になると古来伝えられており、

 日本でも「立身出世の関門」を意味する語として余りにも有名です。

 まさに龍に化身せんとする鯉の姿は参拝を前に

 手水を使っ参詣者に相応しいものです。


 『文化財・宝物』

 本居宣長と並び称せられる偉大な国学者平田篤流大人は

 度々当地の門人山崎篤利宅を訪れるなど当神社とも縁が深く、

 境内の一偶にある旧跡「松声庵」は犬人の学問・想の場と伝えられています。

 また境内には昭和十七年に建立された「平田篤肌先生遺徳之碑」があり、

 さらには宝物として篤胤大人が当神社に奉納した「天岩戸の図」一面があり

 「此天岩屋戸図者探考古書自図令画工山里貞由写者也 

  文政三庚辰七月九日平篤胤」と記されています。

 この篤胤大人に縁の深いものとして、

 境内には埼玉県指定の天然記念物の藤があります。

 この藤は昭和十六年に埼玉県史蹟名勝天然記念物調査会によって

 天然記念物に指定されたものですが、

 大人遺愛の樹で流山の門人たちが当神社に奉納したといいます。

 樹齢は約二百年で株廻り七メートル、花房は一メートルに及ぶものもあり、

 その偉観は天然記念物の名に恥じず、関東第一との称もあります。

 『手水舎の登龍門の彫刻

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