2014年3月18日火曜日
高皇産霊尊・神皇産霊尊(14)
「古代史ブログ講座」開講にあたって
Matのジオログ
『My ブログ』
《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
出典:加治木義博
高皇産霊尊・神皇産霊尊(14)
重要な建国記録『天の若日子物語』の「ホヒ」
その登場がなぜ問題かというと、このホヒという「命令詞」が、
卑弥呼が結婚したソナカの前任者だった
「人物」として登場するからである。
このおかしさは翻訳者の未熟のせいだとしか判断できないが、
「それで済ませてしまってはいけない」という例として最適なので、
ここで少し念入りにお話ししておく。
大学講義録23ではそれを訳文の原文に忠実に
「繁栄皇子」として扱ったが、
それでは在来のものより、
僅かに進歩したというだけで、
真の史実の復元にはならないという点を、
特にご直視いただきたいと思う。
『日本書紀』「神代 下」「天孫降臨」章の冒頭
[高皇産霊尊が、天孫に治めさせたい豊葦原瑞穂の国を、
前もって平定しておくには、
誰を派遣したらいいかと神々に尋ねると、
神々は皆、異口同音に
「天穂日命(アマノ ホヒ ノ ミコト)がいちばん傑出しています。
彼をお試しになってみては……」と答えたので、
それに従って彼を派遣したが、
穂日の命は皇葦原瑞穂の国の
大己貴(オオナムチの神に丸めこまれて戦わず、
3年たっても報告もしない]。
ここではホヒは名詞のように扱われているが、
パーリ語のホヒは
「居れ・居よ」「人々を善導する尊尼たれ」
という意味の命令詞である。
「ホヒ」とはこの命令を受けた人物の「代名詞」であり、
その性は「尊尼」すなわち「女性」なのだとわかるのである。
《Key Word》
高皇産霊尊・神皇産霊尊
高皇産霊尊・神皇産霊尊
『参考』
前人未到の道を行く - 邪馬台国・奇跡の解法 - Gooブログ
古代史獺祭
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿