2014年7月1日火曜日

旧約聖書 創世記第2章 エデンの園:命の木・善悪を知る木(1)


 古代史ブログ講座

 《古代史ブログ講座》ヘブライ・イスラエルの語義と祝祭
  出典:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 旧約聖書 創世記第2章

 《エデンの園:命の木・善悪を知る木》

 「1つの川がエデンから流れ出て國を潤し、

 そこから分かれて四つの川となった。」

 『エデンの国』

 ◎第一の名はピソンといい、金のあるハビラの全地をめぐるもので、

  その地の金は良く、

 またそこは「ブドラク」と「しまめのう」とを産した。

  ※Basalt:玄武岩

 ハビラ:Khabūr(川).トルコのkamishi(葦原)の東北の町

     Haberli,ピション川

 (Ger.) Pisang バナナ、Pisee 練工、

     Pisee-bau 練土工、練土建築、

    ハラフの円屋根民家を思い出させる.

 (Ger.)Pisolith(Gr.Pisolat),m-en、[鉱]豆石/しまめのう(縞瑪瑙)

    ○めのう=(Eng.)アガデ

         Achāt(Ger.)シシリー島の名による

    piso-tachio ピスタッチオ、piso=豆 pisolitic 豆状

 ブドラク:ぶどう? (Sk.)drāksā ぶどう

  ユーフラテス川とKhabūr(川)の合流点、Basayra'h(町)

 ピソン川=Khabūr(川) ○Bishri山地

  ○アッカドの都市名 プシュ(ウル第三王国)

  ○シャルカリ・シャルリ(前2217‐2193)は

   バサル(マリ西方のジェベルピシュリであると思われる)

   でアムルトを破った

  ○アッカドの道路名チャガルバサル(アシュナックム)

   ハブール川が西流から南流へ変わった地点の北方(svatoのうち)


 ◎第二の川の名はギボンといい、クシの全地を巡るもの

  旧約の見方:ヒデケル河(Tigris河)は大ザブ河との合流点までで、

   その下流はギボン川と呼ばれていたのではなかろうか?

  ○この合流点の近く大ザブ河の南岸にGuwerの町がある。

      (Teppe Gawr ガウラ)

  ○Van湖の東南岸近くケヴェンリという地名(アッシリア時代)

   大ザブ河の水源に近い。(Ger.)Gehörn (Eng.)Corn

  ○現在 Gevaś がVan湖東南沿岸にある。

  ○ゲオィ・テーペ:ウルミア湖の西岸

  クシ(10-6)ハムの子孫はクシ、

  …クシの子はニムロデ=ヌルタ(エンリル神の息子)であって

  ……彼の国は最初シナル:Sumer(sinar・パーリ語)の地にある。

  バベル(バビロン)、エレク(ウルク)、アカデ(アッカド)、

  カルネ(エラム(カルン・ケルヘ川/スーサ))であった。

  彼はその地からアッスリアに出て

  ニネベ、レホオテイリ(ラヒル?(アッシリア時代))、カラ、

  及びニネベとカラの間にある大なる町

  レセン(現グライ・レシュ(遺跡)、マリ文書ラザマ)を建てた。


 ◎第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの

  Tivgris/Τιγρζ虎河、(トルコ Dicle河)
 
  (Ger.)(Eng.)Tiger

  Idigna(シュメル語)


 ◎第四の川の名はユフラテである。

  Euflates河(トルコ Firat河・上流 Murat河)

  (Eng.)Euphrates


 ◎クシ:(Ger.)

  Kustos 監督者、(図書館の)司書、

    Küster ①聖物保安係、②寺男、役僧

   enlil,en の行政官:ニヌルタ神はエンリル神の息子

   虎の顔・有翼で戦士の神(B.C.2400頃)

   B.C.700 カルフ(ニムルド)

   旧約聖書はこの時代のニヌルタの呼称から取った神名であろう。

   アッシリア/(旧約)テグラテビレセル

 旧約聖書創世記(10-7)

 エゼギル書27-22~23

 27:22 シェバとラマの商人たちはおまえと取り引きをし、

    あらゆる上等の香料、宝石、金を、おまえの品物と交換した。

    ケダル、シェバ、ラマはすべてアラビヤの人々です。

    遊牧民らしく羊や山羊が、

    またシェバの辺りには金が採掘されるので、

    金も取り引きの中に入っていました。

    ところでこれらの民族のいくつかも、

    創世記10章の民族分布図に出てきます。

    「ハムの子孫はクシュ、ミツライム、プテ、カナン。

     クシュの子孫はセバ、ハビラ、サブタ、ラマ、サブテカ。

     ラマの子孫はシェバ、デダン。(6-7節)」

 27:23 カラン、カネ、エデン、それにシェバの商人たち、

    アッシリヤとキルマデはおまえと取り引きをした。

  クシ Cush(Kuś)の子孫は

   セバ Śvali,Śvall/Sheva=泉

   ハビラ Khābir

   サブタ Zawita 

    ○イラクの最北端、トルコの国境地帯

    ○(Heb.)=(Ger.)Sebaste=Schüchten:(サアリアの古名)

     ユダヤ教(慣習)に従って屠殺する

     (Eng.)sacrifice 犠牲を捧げる

   ラアマ Ramandiz (Rawanduz) ○Ram 

   サブテカ Zāwita と関係する

    (シュメル語)śum 屠殺する

    (Sk.)samitr=sum-e-lu(シュメル語) 

      (屠殺する)の(を)動物・雄牛

      zingel 牝牛の条文 Sinjar山脈

  であり、

   ティグラト・ピレセル3世 [BC744-727]

  ラアマ Ramandiz (Rawanduz)の子孫は

   シバ Zab(川名) Ramandiz の近く

   デダン Jindian


 《アガデの王》

 ○サルゴン王(シャルル・キン)は葦の籠に入れられて

  ユーフラテス河に流された。

 ○el Bishri 山地 シリア内陸、ハブール、ユーフラテス両河の

  合流点の西方、ユーフラテスの南方

 ○Basra イラクペルシャ湾に近い都市
 
 ○ローマ時代 ダマスカスの南、ゲネサレ湖東北は

  Basanバサン地方と呼ばれた。

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ 

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