古代史ブログ講座
《古代史ブログ講座》ヘブライ・イスラエルの語義と祝祭
出典:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
旧約聖書 創世記第2章
《エデンの園:命の木・善悪を知る木》
「1つの川がエデンから流れ出て國を潤し、
そこから分かれて四つの川となった。」
『エデンの国』
◎第一の名はピソンといい、金のあるハビラの全地をめぐるもので、
その地の金は良く、
またそこは「ブドラク」と「しまめのう」とを産した。
※Basalt:玄武岩
ハビラ:Khabūr(川).トルコのkamishi(葦原)の東北の町
Haberli,ピション川
(Ger.) Pisang バナナ、Pisee 練工、
Pisee-bau 練土工、練土建築、
ハラフの円屋根民家を思い出させる.
(Ger.)Pisolith(Gr.Pisolat),m-en、[鉱]豆石/しまめのう(縞瑪瑙)
○めのう=(Eng.)アガデ
Achāt(Ger.)シシリー島の名による
piso-tachio ピスタッチオ、piso=豆 pisolitic 豆状
ブドラク:ぶどう? (Sk.)drāksā ぶどう
ユーフラテス川とKhabūr(川)の合流点、Basayra'h(町)
ピソン川=Khabūr(川) ○Bishri山地
○アッカドの都市名 プシュ(ウル第三王国)
○シャルカリ・シャルリ(前2217‐2193)は
バサル(マリ西方のジェベルピシュリであると思われる)
でアムルトを破った
○アッカドの道路名チャガルバサル(アシュナックム)
ハブール川が西流から南流へ変わった地点の北方(svatoのうち)
◎第二の川の名はギボンといい、クシの全地を巡るもの
旧約の見方:ヒデケル河(Tigris河)は大ザブ河との合流点までで、
その下流はギボン川と呼ばれていたのではなかろうか?
○この合流点の近く大ザブ河の南岸にGuwerの町がある。
(Teppe Gawr ガウラ)
○Van湖の東南岸近くケヴェンリという地名(アッシリア時代)
大ザブ河の水源に近い。(Ger.)Gehörn (Eng.)Corn
○現在 Gevaś がVan湖東南沿岸にある。
○ゲオィ・テーペ:ウルミア湖の西岸
クシ(10-6)ハムの子孫はクシ、
…クシの子はニムロデ=ヌルタ(エンリル神の息子)であって
……彼の国は最初シナル:Sumer(sinar・パーリ語)の地にある。
バベル(バビロン)、エレク(ウルク)、アカデ(アッカド)、
カルネ(エラム(カルン・ケルヘ川/スーサ))であった。
彼はその地からアッスリアに出て
ニネベ、レホオテイリ(ラヒル?(アッシリア時代))、カラ、
及びニネベとカラの間にある大なる町
レセン(現グライ・レシュ(遺跡)、マリ文書ラザマ)を建てた。
◎第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの
Tivgris/Τιγρζ虎河、(トルコ Dicle河)
(Ger.)(Eng.)Tiger
Idigna(シュメル語)
◎第四の川の名はユフラテである。
Euflates河(トルコ Firat河・上流 Murat河)
(Eng.)Euphrates
◎クシ:(Ger.)
Kustos 監督者、(図書館の)司書、
Küster ①聖物保安係、②寺男、役僧
enlil,en の行政官:ニヌルタ神はエンリル神の息子
虎の顔・有翼で戦士の神(B.C.2400頃)
B.C.700 カルフ(ニムルド)
旧約聖書はこの時代のニヌルタの呼称から取った神名であろう。
アッシリア/(旧約)テグラテビレセル
旧約聖書創世記(10-7)
エゼギル書27-22~23
27:22 シェバとラマの商人たちはおまえと取り引きをし、
あらゆる上等の香料、宝石、金を、おまえの品物と交換した。
ケダル、シェバ、ラマはすべてアラビヤの人々です。
遊牧民らしく羊や山羊が、
またシェバの辺りには金が採掘されるので、
金も取り引きの中に入っていました。
ところでこれらの民族のいくつかも、
創世記10章の民族分布図に出てきます。
「ハムの子孫はクシュ、ミツライム、プテ、カナン。
クシュの子孫はセバ、ハビラ、サブタ、ラマ、サブテカ。
ラマの子孫はシェバ、デダン。(6-7節)」
27:23 カラン、カネ、エデン、それにシェバの商人たち、
アッシリヤとキルマデはおまえと取り引きをした。
クシ Cush(Kuś)の子孫は
セバ Śvali,Śvall/Sheva=泉
ハビラ Khābir
サブタ Zawita
○イラクの最北端、トルコの国境地帯
○(Heb.)=(Ger.)Sebaste=Schüchten:(サアリアの古名)
ユダヤ教(慣習)に従って屠殺する
(Eng.)sacrifice 犠牲を捧げる
ラアマ Ramandiz (Rawanduz) ○Ram
サブテカ Zāwita と関係する
(シュメル語)śum 屠殺する
(Sk.)samitr=sum-e-lu(シュメル語)
(屠殺する)の(を)動物・雄牛
zingel 牝牛の条文 Sinjar山脈
であり、
ティグラト・ピレセル3世 [BC744-727]
ラアマ Ramandiz (Rawanduz)の子孫は
シバ Zab(川名) Ramandiz の近く
デダン Jindian
《アガデの王》
○サルゴン王(シャルル・キン)は葦の籠に入れられて
ユーフラテス河に流された。
○el Bishri 山地 シリア内陸、ハブール、ユーフラテス両河の
合流点の西方、ユーフラテスの南方
○Basra イラクペルシャ湾に近い都市
○ローマ時代 ダマスカスの南、ゲネサレ湖東北は
Basanバサン地方と呼ばれた。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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